2007年12月16日(日)13:30〜14:30
東京富士美術館 名曲コンサート
室井摩耶子トーク・コンサート〜バッハの真髄

◆ J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集より

 第1番ハ長調BWV846

 第6番ニ短調BWV851

 第8番変ホ短調BWV853

半音階的幻想曲とフーガBWV903

  

トーク場面

演奏風景

演奏後花束を持って

この冬一番の寒さかと思われるこの日、八王子の富士美術館で「バッハの真髄」と題されたトーク・コンサートが行われました。この美術館での演奏会は2回目となり、すっかり定着した感があります。特に、「『ラジオ深夜便』を聞き、是非生の演奏を聴きたくなりました。」とおっしゃるお客様が多くいらっしゃいました。

今回のテーマは「バッハの真髄」。バッハというと何やらいかめしい感じを受けますが、平均律などはこんなにも美しい曲があったのかと思わせてくれます。また、半音階的幻想曲とフーガは、ロマン派かと見まごうばかりのドラマティックな曲想に驚かされます。

バッハを聴いて、少しでもその音楽のすばらしさを皆さんにわかっていただきたいとの願いを込めた魂を揺さぶる演奏に、お客様は充分に楽しみ、なおかつ少しバッハを身近なものに感じていただけたようです。

そして、最後のアンコール曲「トロイメライ」は、ちょっぴり渋めのバッハ・メニューのデザート・スウィーツの役割を果たしてくれました。


このページのホームへ